前回講義でキーワードは頭で考えるのではなく探すものであると話をしました。
なぜなら頭で考えたキーワードでは、本当に人が検索しているキーワードかどうかわからないからです。
万が一頭で想像したキーワードが、実際は誰も検索しないキーワードだった場合、そのキーワードで1位を取っても誰もお客さんは来てくれませんからね。
ですから、「実際に検索されているキーワード」を、考えるのではなく探す(=見つける)というのが大事になります。
今回はそんなキーワードを見つける為に活躍する3つのツールをご紹介します。
キーワード探しに役立つツール3選
実際に検索されているキーワードを見つけるためには、頭ではなく、検索されている語句のデータを見れる便利なツールを利用します。
今回はそんなツールを3つご紹介します。3つのツールともに誰でも無料で使用可能です。
1.キーワードプランナー
URL:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
キーワードプランナーはGoogleが提供しているキーワードツールです。こちらのツールを使うことでどのキーワードが月に何回くらい検索されているかがわかります。
なおこちらのツールは使用前の最初に登録が必要になります。
ツールの中には、
↑このように
1.キーワードを検索
2.検索ボリュームと検索の予測を取得しましょう
の2種類がありますが、今回は左側の「キーワードを検索」の方を利用します。
仮にですが、自分がが花屋さんをやっている場合、
「お客様のビジネスに関連する単語やフレーズ、URLを入力してください。」
と書かれた欄に、「花屋」と入力してみてください。「フラワーショップ」とかでもいいです。
↓ここに入力。
入力後「開始する」ボタンを押しましょう。
すると、このようなグラフを見ることができます。
ここでは、過去1年間の月別検索ボリュームの傾向を見ることができます。
具体的にはそのキーワードが何月に何件くらい検索されたのか?またそれはスマホが多かったのかそれ以外のデバイス(PCやタブレットなど)が多かったのか?などを見ることができます。
今回の例でいうと、一番左端が2017年7月のグラフになっていますが、7月1ヶ月で約40万件くらい検索されて、そのうち約30万件がスマホからのアクセスだったということがわかります。
ちなみにこの月間検索ボリュームの数値は「花屋」またはそれに関連するキーワード(←後で解説)の合算の数値です。
そしてグラフの下にスクロールすると関連するキーワードが表示されています。
ここでは、各キーワードごとの月間平均検索ボリュームを見ることができます。「平均」ですので、1年間の合計検索数を12ヶ月で割った数値になっているところに注意が必要です。
例えばですが、「花火大会」というキーワードをキーワードプランナーで調査すると
165,000件の検索ボリュームがあることになっています。しかしながら、これは毎月これだけ検索されているということではないんですね。
花火大会ですから、それが実施される夏には検索ボリュームが膨れ上がります。具体的には100万件を超える数値になります。ただ冬になると花火への興味は薄れ、検索数は5~6万件まで下がります。こういった数値の平均を取ったものが、ここ表示されている165,000という数値なんですね。
このようにキーワードによっては季節や月ごとの検索ボリュームが大きく異なるものもあります。こういうことを知っておくと、
「あー、このキーワードは新生活前の2月、3月が一番多くなるから、そこで稼がないとな・・・」
というような年間の収支計画も立てやすくなりますね。
詳細な数値が見れない?
ちなみにですが、普通にキーワードプランナーを使おうとすると、
こんな感じで、先ほどお見せしたようなグラフや詳細な数値が表示されません。検索ボリュームもすごくザックリした数値になっていますよね。
もちろんこれでも大体の目安を知ることはできるのですが、もし先ほどお見せしたような詳細な数値まで見たい(必要)ということであれば一度こちらからお問合せください。
2.Googleトレンド
URL:https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
続いて紹介するのはGoogleトレンドというツールです。こちらのツールは先ほどのキーワードプランナーとは違って、登録とかは必要ありません。ネット環境があればすぐに使えるツールです。
このツールの特徴は2つ以上のキーワードの検索数比較がイメージで分かりやすく見れるというところですね。
こういうのを知りたいときに、このGoogleトレンドを活用します。実際に調べてみると、
このような結果になりました。一時期サッカーが盛り上がったけど、最近は野球の方が人気・・・みたいなことがわかりますね。
これをうまく利用すれば、例えばピアノ教室のブログを作る場合に、「ピアノ教室」と「ピアノレッスン」どっちのキーワードをメインにしようかな?なんて疑問も解決します。
これを見る感じだと、やはり「ピアノ教室」というキーワードを中心に対策をした方がよさそうな感じですね。
実際にはそこはケースバイケースだったりするので、個別指導をさせてもらっているクライアントさんとは、こういうキーワード決めも一緒にやっています。
3.関連キーワード取得ツール
URL:http://www.related-keywords.com/
3つ目に紹介するのは「関連キーワード取得ツール」です。上の2つはGoogleの提供しているツールでしたが、このツールはGoogleとは無関係のツールになります。
特徴としては、主となるキーワードをあらかじめ1つ決めておくことで、それに関連したキーワードを教えてくれるというツールです。
例えば「ピアノ教室」という主キーワードの関連キーワードを表示してみると
こんな感じになります。「ピアノ教室」だと、全部で652のキーワードが表示されてるみたいです。
(※画像では切れてますが右上に個数表示があります。)
これを一通り見ていくだけでも、ピアノ教室に興味があるお客さんがどんなキーワードで検索しているのか丸わかりです。
このようなツールを使いながら、キーワードを決めていきます。今回はツールの紹介ということで、細かいキーワードの決め方などは次回お伝えしますね。
今回のまとめ
今回はキーワード探しに役立つツールを3つご紹介しました。こういうツールを利用してキーワードを見つけることで、ハズレキーワード(=誰も検索しないキーワード)を避けることができるようになります。
キーワードがズレていると集客は絶対に失敗しますので、これらのツールを上手に活用していきましょう。