前々回の講義で自分自身を他人と差別化し、前回の講義ではライバルと一線を画すUSPを探してもらいました。
この段階で、
「自分にはこういうことができるな!」
「こういうサービスを提供したいな!」
というのがある程度は見えてきていると思います。
あとはそれをしっかりと「形」にして、これからお客さんに伝えていかなければなりません。
いくら自分で「これはいい!」と思ったサービスができたとしても、お客さんに利用してもらえれなければ、そのサービスは存在しないのと同じです。
ですから、サービスの良さや特徴、またどんな人をターゲットにしたものなのかが伝わるような言葉を選んで表現する必要があります。
そのためには独自のサービスに特徴的なネーミング、もしくは簡潔な補足説明をつけることがポイントです。
独自サービスに特徴的なネーミングをつける
特徴的なネーミングと聞くと難しく感じてしまうかも知れませんが、簡単に言うと、他にはない独自のコースを作るということです。
例えば前回例に出したダンス教室なんかでも、
「小学生コース」
「高校生コース」
などは、どこにでもある一般的なコース名ですよね。
これだとせっかくの独自性が全く伝わりません。
ですから、ここに前回、前々回講義で考えた内容を踏まえたネーミング付けをしてみるわけです。
もしコース名が難しいようであれば、そのコースの補足説明部分に工夫をこらしてもいいですね。
ダンス教室の例
ちなみに僕がブログ集客の個別指導をしているあるダンス教室では、
「小学生コース」
スポーツが苦手な子でも大丈夫!運動神経ゼロだった私でも出来た「〇〇式ステップ」で3ヶ月後には憧れのEXILEになれる!
という補足説明を加えた独自サービスを展開して大成功しました。
このダンス教室が成功できたのは、
「運動は苦手だけどダンスにはあこがれる。」
「体育のダンスがどうしても上手にできない。」
というニーズがあることを事前にリサーチできていたからです。
それを踏まえて、
「スポーツが苦手な子でも大丈夫!」
「運動神経ゼロだった私でも出来た〇〇式ステップ」
という独自のサービスを作り上げました。
(※〇〇にはこの方のニックネームが入ります。)
ただ実は、コースの中で教えている内容は以前から何も変えていません。
変えたのは、これまでは単に「小学生コース」だったコース名に補足説明を加えたという部分だけ。たったこれだけのことで、一気にお客さんが増えました。
せっかくのUSPも、上手に表現できなければ伝わらないという例でした。
USPを際立たせるアピールフレーズ
先ほどダンス教室の話で具体例を出しましたが、
「では自分のサービスの場合はどうやってUSPをアピールすればいいのか?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
ここではそういう疑問をお持ちの方にオススメしたい、独自サービスのネーミングもしくは補足説明で使える「アピールフレーズ」をいくつかご紹介したいと思います。
「〇〇ない」「〇〇したくない」人にオススメ
ダンス教室の例のときは「スポーツが苦手な子」「運動神経ゼロ」と表現していましたが、ご自身のサービスに合わせて「〇〇ない人にオススメ」「××したくない人」というフレーズを考えてみるといいですね。
ちなみにどんなサービスでもよく使えるのが
・お金がない人(費用がかけられない人)
ですね。他には、
・〇〇で後悔したくない
・〇〇に取り残されたくない
などお客さんが心の中に抱える不安や恐怖を表現してあげるといいでしょう。
「〇〇になりたい」「〇〇したい」人にオススメ
これは先ほどの真逆ですね。こうなりたい、こういうことをやってみたいというお客さんの願望や夢をかなえるお手伝いができるとアピールすることです。
このフレーズを使うときのポイントなのですが、願望に関するフレーズはなるべく「具体的」である方がいいです。
例えば、
「お金をたくさん稼ぎたい!」
よりは、
「1ヶ月で100万円以上稼ぎたい!」
の方が、より具体的でインパクトがあります。
ダンス教室であれば、
「ダンスが得意になりたい」
よりは、
「EXILEの曲に合わせて踊りたい」
の方が具体性がありますし、そういう要望を叶えられるかも?とお客さんも期待をしてくれます。
このように「〇〇になりたい」「××したい」系のフレーズを使う場合は、なるべく具体的に、イメージしやすい言葉を使って書いてください。
「〇〇式」「〇〇流」
今回のダンス教室の例でも使っていましたが、この「〇〇式」や「〇〇流」という表現は独自性を表現するのに最も効果的です。
ただし、うまく使わないと単に怪しいだけに見えてしまうこともあるので、客観的なアドバイスがもらえる状態で使ってみるのがいいですね。
また似たような名前の「〇〇式」が別に存在する場合、それを使ってらっしゃる方とのトラブルになる可能性もありますので、使う前に一度ネットで検索してみるなど、注意は必要ですね。
このようなアピールフレーズをうまく利用することで自信のUSPをより多くの人に伝えることができるようになります。
今日のまとめ
せっかくUSPに気づけてオンリーワンのサービスが作れても、それを上手にアピールできなければ、意味がありません。
そのためにはサービス名そのものに独自のネーミングを付けるか、サービスの補足説明を工夫するかになります。その際に役立つのが上でご紹介した「アピールフレーズ」です。
ぜひ参考にして、自分のサービスをアピールしてみてください。
USPを考えて出来上がった独自サービスを、上手にアピールしよう!