検索エンジンとはインターネット上の情報(サイトやブログのページ、画像、動画、ニュースなど)の情報を世界中から集めて(データベース化して)、いつでもだれでもがそれを探して利用できるようにしたシステムのことです。
そしてそのシステム(機能)を利用するために公開されているのがGoogleやYahoo!などのWEBサイトです。ですから、GoogleやYahoo!そのものは検索エンジンではなく、それらは検索エンジン機能を使うために用意されたページというのが正しい認識です。
検索エンジンを利用したい場合はGoogleやYahoo!のTOPページにアクセスして、そこにある検索窓に検索したい言葉(=検索キーワード)を入力します。
するとその言葉の答えが含まれるホームページやブログなどのページを検索エンジンが探して、ランク付けし、そして表示してくれるという仕組みです。
そのランク付けの為に使っている検索エンジン独自のルールを「検索アルゴリズム」と呼びます。
ちなみにGoogleもYahoo!も、どちらもGoogleが開発した検索エンジンと検索アルゴリズムを使って検索結果を表示させているため、検索順位はほぼ同じになります。
ただし、Yahoo!の検索結果には、検索キーワードや答えと関連の深いYahoo!の関連サービスも表示されます。
例えば、
- Yahoo!ニュース
- ヤフオク
- Yahoo!ショッピング
- Yahoo!知恵袋
- NAVERまとめ
などです。NAVERまとめは意外だったかも知れませんが、Yahoo!の提携企業となっており、検索結果に表示されています。
このように多少表示内容は異なりますが、検索順位を決めているルールは同じなので基本的に似た結果となります。
ちなみにWindowsで有名なマイクロソフトが作ったbingという検索エンジンもあるのですが、こちらは全く別のルールで検索順位が決められています。
日本の検索エンジンシェア率は?
ここまでGoogle、Yahoo!、bingが出てきましたが、これら検索エンジンのシェアはどんな感じなのでしょうか?
日本国内におけるこれら検索エンジンの使用シェア率(2018年6月現在)は、
Google 71.22%
Yahoo! 23.09%
bing 4.86%
となっています。
日本国内シェアの95%近くがGoogleとYahoo!でしめられていますね。
つまりそれだけの人がGoogleの検索エンジンを使っているということになります。
(Yahoo!の中身はGoogle。)
そしてbingのシェアは本当に少ないです。
これを踏まえると、検索でお客さんに来てもらうためには、
bingよりGoogleやYahoo!で上位表示できた方がいいってことになりますね。
検索エンジンの年代別シェア率
日本国内全体の検索エンジンシェア率を先ほどご紹介しましたが、ではそれを年代別に見てみたらどうなっているでしょうか?
こちらは先ほどよりちょっと古い2017年のデータではありますが、大体のイメージは掴んで頂けるんじゃないかと思います。
(参考:https://tactical-media.net/yahoo-googleの検索シェア/)
年齢が高くなるにつれてYahoo!やbingを使っている人の割合が増えていますね。50代後半からはYahoo!のシェアが大きくなります。またbingは18歳~24歳の比較的若い世代と50代後半以降の割合が大きいです。
これは、bingがWindowsパソコンを購入した場合にデフォルトの検索エンジンであるということに関係がありそうです。
初めて自分用のPCを購入する若い層や、とりあえずWindowsを買ったままの状態で使っている年配層。このあたりの人たちは、PCをWindowsの初期設定仕様で使うので、自然と検索エンジンがbingになってしまうのではないかと推測されます。
どの検索エンジンで対策を行っていくのか?
すでに書いた通り、日本国内における検索エンジンシェア率はGoogleとYahoo!で約95%です。ですから、検索エンジンにおける上位表示対策、すはわちSEOはGoogleの検索エンジンにのみ行えばOKです。
じゃあbingは?
となるのですが、bingはGoogleと違った検索アルゴリズムでサイトや記事の評価をしているため、そちらにも合わせようとすると、反対にGoogleの順位が落ちてしまうということにもつながります。そういった危険性とシェア率を考えればbingは特に考えなくてもでいいと思います。
今日のまとめ
今回は3つの検索エンジンの特徴や違いについて書いてきました。年代によって若干の差はありますが、日本でのシェアはGoogleとYahoo!でほぼ〆られています。
そして2つの中身はどちらも同じGoogleですから、「SEO=Google対策」であるということも覚えておいてください。
SEOを行う検索エンジンはGoogleとYahoo!。bingは無視でOK。